
ママぴよです。前回の続きです。今回で「思ってたんとちがーう!」シリーズは完結です♪
退院時、ふわ子のビリルビン値が高く、黄疸が出ていると指摘され、外来での経過観察が必要となりました。
退院後2日目の受診でも、ビリルビン値はまだ高く、5日後に再受診するよう言われました。
その間、家でできることは特になかったので、基準値まで下がることを願いながら、ふわ子とゆったりとした時間を過ごしました。
そして迎えた緊張の再受診。
結果は、ビリルビン値が基準値内に下がり、黄疸も少し落ち着いてきているとのこと。
ただし、「体重はもう少し頑張って増やさないとね」とのご指摘も。
ふわ子にはしっかりおっぱいとミルクを飲んでもらうしかありません。
私自身もまだ授乳が下手で、ふわ子と一緒に少しずつ頑張っていくしかないと感じました。
ひとまず検査結果が基準をクリアしたことで、次回の診察は他の子と同様に「1ヶ月健診」でOKとのこと。
やっと、一安心です。
これまでは通院が必要だったため里帰りを見送っていましたが、
実家では両親が首を長〜くして待っていたので、親孝行のつもりで里帰りすることに。
パパビーの運転で、たくさんのベビー用品とともに実家へ向かいます。
チャイルドシートにふわ子を乗せたものの、まだ身体が小さいため、しっかり固定しても身体が揺れます。
新生児の車移動って、やっぱり負担が大きいんだなぁと実感。
車で1時間15分ほどかけて無事に実家に到着。
パパビーに手伝ってもらいながら寝床などの環境を整え、準備が整ったところでパパビーは帰宅。
「お休みの日にまた会おうね」とバイバイしました。
実家では両親がふわ子にメロメロ状態。
一方、飼い猫の”らむちゃん”と”はなちゃん”は、警戒モードで遠巻きに観察中(笑)。
こうして、じいじ・ばあば・ママぴよ・ふわ子・猫2匹の4人と2匹での生活が始まりました。
両親ともに仕事をしていますが、父は勤務時間が日によって異なるため、日中に家にいてくれることも。
哺乳瓶を洗ってくれたり、泣いたら抱っこしてくれたり、人手があるありがたさを実感しました。
でも実は、里帰りでストレスを感じたことが2つありました。
① 住環境の違い
パパビーと建てたマイホームは平屋で、全館床暖房&床冷房のおかげで家中が快適。
それに対して実家は築30年。部屋を一歩出れば冷え冷え(12月の里帰りでした)。
さらに、私の部屋が2階にあるため、ミルクの準備や片付けのたびに階段の上り下りが必要。
産後で陰部の痛みがある身には、正直つらかったです。
② 生活リズムの違い
両親は大人だけの生活に慣れており、夜はゆっくりテレビを見たりお喋りを楽しんだり。
一方私は、ふわ子の誕生からずっと「赤ちゃん中心」の静かな夜を過ごしてきました。
実家では寝室が2階にあり、リビングとの距離が遠く、
ふわ子を1人で2階に寝かせておくことができません(この時ベビーカメラの存在を知らず…)。
そのため、リビングのテレビ音や会話の中で寝かしつけるしかなく、かわいそうに感じていました。
夕食の準備や後片付けは親がしてくれている手前、
「早くふわ子を寝かせたい」とも言えずモヤモヤ。
お風呂も超特急で済ませますが、それでも夜9時半を過ぎてしまうことがほとんど。
私がお風呂に入っている間にふわ子が泣くと、父が抱っこしてくれます。
でも、抱っこしたまま椅子で寝落ちすることもあり、落とさないかヒヤヒヤ…。
ふわ子中心で生活リズムを整えられないこと、親に言いたいことが言えないこと。
産後で神経が過敏になっている私にとっては、これが大きなストレスになっていました。
結果的に、里帰り中盤からは、親が帰宅する前に私が夕食の準備をするように。
「帯が明けるまでは無理しなくていい」と言われましたが、
早くふわ子を寝かせるためにはそれが唯一の方法でした。
そして、1日中ふわ子を見ているだけで「何もしていない…」と感じてしまう罪悪感もあり、
夕食準備という小さな役割が、気持ちの拠り所にもなっていました。
「里帰り=上げ膳据え膳で楽ちん♪」と思っていたけど、
思ってたんとちがーう!
意外とストレスフルな里帰り生活でした。
でも、一度実家を出てしまうと、親と一緒に生活する機会はもうなかなか無いもの。
親に孫との時間をプレゼントできたし、私自身も久しぶりに親と過ごせたのは、とても貴重な時間でした。
こうして無痛分娩から始まった「思ってたんとちがーう!」シリーズ。
振り返れば、出産も授乳も育児も、何もかもが想像の斜め上。
でも、そのたびにふわ子と一緒に乗り越えてきた2年間。
大変だったけど、かけがえのない時間でした。
「思ってたんとちがーう!」
…でも、それで良かったのかもしれない。
読んでくださったみなさまへ
このシリーズを読んでくださった方、共感してくださった方、本当にありがとうございました。
育児は、思っていた理想とまったく違う日々の連続。
でも、そのギャップの中で、泣いて笑って、時には落ち込んで、
それでもまた笑って、少しずつ“自分らしい親”になっていく時間なんだと思います。
ふわ子と過ごしたこの2年間は、私にとって「うまくいかない日々」と「愛しさ」に満ちた、忘れられない時間でした。
完璧なママじゃないけど、それでも一生懸命だった自分と、
日々成長していくふわ子の記録として、このシリーズをここで一区切りとします。
そしてこれからも、育児という名の“思ってたんとちがーう”は続いていくのかもしれません。
でも、きっとそれもまた、愛おしい時間になると信じて。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
ママぴよ
「無痛分娩 思ってたんとちがーう!」シリーズを最初から読む方はこちら
シリーズ全話まとめを見る